灘中学合格までの道のり Vol.2 ~ひらがなを覚え始めた頃の話~

「ひらがなはいつから教えるべき?」
「勉強としてやらせたほうがいいの?」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
我が家では、「勉強」として教えた記憶はほとんどありません。
その代わりに大切にしていたのは、遊びの中で自然に覚えることでした。
新聞、車のナンバープレート、絵本、かるた遊び。
特別な教材を使わなくても、日常の中には学びのきっかけがたくさんあります。

ひらがなはいつから?我が家の考え方
前回は、赤ちゃんの頃に大切にしていたことを書きました。
今回は、ひらがなを覚え始めた頃の話です。
よく「いつから勉強を始めたのですか?」と聞かれることがあります。
でも我が家の場合、勉強を始めたという感覚はあまりありませんでした。
できるだけ遊びの中で、自然に覚えていけたらいいなと思っていました。
新聞でひらがな探し遊び
新聞を読んでいる時、息子を膝の上に乗せることがよくありました。
そして、
「ほら、これは『の』だよ」
と指をさしながら教えます。
新聞には「の」がたくさん出てきます。
一緒に探して、
「あった!」
と見つけたら、たくさん褒めました。
同じように、
「は」
「に」
など、よく出てくる文字も探しました。
本人にとっては勉強ではなく、宝探しのような遊びだったと思います。
かるた遊びで楽しく定着
ある程度ひらがなが分かるようになってきたら、今度はかるたで遊びました。
勝ち負けよりも、
「読めたね!」
「見つけたね!」
という喜びを大切にしました。
そして文字が読めるようになると、一緒に書く練習もしました。
無理にやらせるのではなく、楽しそうな時に少しずつ。
今振り返ると、勉強というより、親子遊びの延長だったように思います。
絵本で育った「ことば」と「こころ」
絵本も、最初の頃はひらがなが中心のものを選んでいました。
特に息子が好きだったのは、ノンタンシリーズです。
何度も読んでほしいと持ってきました。
私は絵本を読む時、できるだけ大げさに読んでいました。
登場人物になりきって声を変えたり、驚いたり笑ったり。
少し恥ずかしいくらい大げさだったかもしれません。
でも、親子で笑いながら過ごす時間が、とても楽しかったのを覚えています。
よく読んでいた絵本
・『はらぺこあおむし』
・『ぐりとぐら』
・『くまのプーさん』
・『どろんこハリー』
特にプーさんのお話は、優しさや思いやりがたくさん詰まっています。
登場人物の気持ちになって読んでいると、子どもも自然と感情に触れることができます。
今でも、絵本は文字を覚えるためだけのものではなかったと思っています。
人の気持ちを知ること。
優しさを知ること。
友達との関わり方を知ること。
そういう情緒を育てる、大切な時間でもありました。
日常の中で学ぶ工夫
また、車に乗っている時間も、わが家にとっては遊びのチャンスでした。
前の車のナンバープレートを見ながら、
「この文字、分かる?」
そんなやりとりをよくしていました。
特別な教材は、ほとんど使っていません。
日常の中にある文字を見つけては、一緒に楽しむ。それだけです。
ちょっとした出来事から感じた成長
ある日、メガネ屋さんの前を通りかかったときのことです。
視力検査で使う、ひらがながたくさん並んだ看板がありました。
それを見つけた子どもが、一つひとつ指をさしながら読み始めたのです。
思わず立ち止まって見ていると、通りかかったお店の方が驚いた様子で
「いくつですか?」と声をかけてくださいました。
「1歳です」と答えると、さらにびっくりされていて、
そのやりとりを横で見ながら、静かに嬉しくなったのを覚えています。
特別なことをしてきたわけではありません。
ただ、日常の中で文字に触れる機会を大切にしてきただけでした。
我が家が大切にしていたこと
そして、子どもが一人で本や雑誌を見ているときは、できるだけ邪魔をしないようにしていました。
親が教えることも大切ですが、
自分で興味を持って夢中になる時間も、同じくらい大切だと思っていたからです。
振り返ると、わが家が意識していたのは一つだけでした。
「遊び」と「勉強」を分けないこと。
楽しいからやる。
面白いから覚える。
その積み重ねが、後の学習習慣につながっていったのかもしれません。
今でも、幼い頃の読み聞かせの時間は、
親子にとってかけがえのない、大切な思い出です

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